登頂

kakegawa-life2007-09-09

富士山・伊豆・箱根の山 (YAMAPシリーズ)

富士山・伊豆・箱根の山 (YAMAPシリーズ)

 8日夕方 妻に見送られ家を出発

1号線バイパス、東名高速を経て富士山に向かう。

途中 SA で とんかつ定食をオーダーして自らの士気を高める。

 
 富士山 新5合目に到着して静かに車を駐車スペースに滑り込ませる。

駐車スペースは結構車が駐車しておりよーく見ると、天体望遠鏡を持った

人が沢山いるではないか!  空を見上げると満天の星空!!


本当に宝石を散りばめたみたいな輝きが空一面に広がっている!!!


登山もいいが、 ここに寝袋を敷いて 空を眺めながら はるか宇宙の


彼方の輝きに思考を停止して、思いを馳せるのもいいのではないだろうか。

 
今度 妻と一緒に来て素敵な一時を過ごそうと心に決める。




 富士山は7月1日 山開きで 8月31日をもって登山シーズンが

終了するのであるが

いかんせんこの時期は、登山者のピークで登山道が混雑してしまう。

駐車スペースもそれに伴い金曜日の夜から満車になってしまい、満車の場合

新5合目駐車場から下り道路沿いに駐車することになってしまうのである。

 つまり満車の場合、車を駐車するところから登山が始まるのである。

8月の土日だと新5合目から2キロ下ったところまで車がびっしりと

駐車され、そこから登山開始になるのである。余計な体力の消耗なのである。

 需要と供給のバランスがとれていないのである。(2ヶ月という短期間だが)



もとい、そんな訳で 日本各地から富士登山にやってくる登山者を尻目に

地元 静岡に住んでいる地の利を生かし、ここ最近は9月にシーズンをずらして

登山することにしている。 


午前1時起床。朝食?深夜食を食べる。

 内容は  おにぎり 

     バナナ

     ウィダーインゼリー

     アミノバイタルプロ

  以上を食し、いよいよ登山開始である

 
はるか眼下には富士・富士宮の街明かりが眩い

暗がりの中を、ヘッドランプの明かりを頼りに進んでいく


ヘッドランプは ブラックダイアモンド社製の LED ヘッドランプ

 ハロゲンと比べはるかに明るさが違う!!

今の主流はLEDになってきているのでホントにお薦め!!


 6合目まではなだらか。

6合目を過ぎると徐々に険しくなっていく。


そして上空を見上げると到着時に見えた星空が隠れ雲が広がっている。

7合目ぐらいから風の強さが増してくる。

向かい風なので結構つらく、そして休憩時に体温を奪っていく。

 途中 しんどそうに休んでいる登山者が結構いた。

この風は結構つらかったが、それに増して眼下に見える視界も

雲に覆われてしまい見えるものはヘッドランプの先の地面と、

少し先を行く登山者のヘッドランプの明かりのみだけである。

 
眩い星空、眼下に広がる夜景を見ることが出来たのなら

モチベーションも上がってくるわけだが、この状態では

登山者には己の身体の状態と

 心の葛藤 

(なんでこんなしんどい思いをして登る必要があるのか?)

(布団で眠りたい・・・)

(ここらで引き返すべきかな・・・。)

に悩まされてしまう。

 実際に引き返してくる方もいたし、うずくまって寝ている登山者もいた。


 たしかに今回の環境の中での登山は結構きついな、と自分も正直思った。


しかし最後の難関の9合目から10合目までの急登を登り終え



鳥居をくぐり登頂成功!!!!!


山頂には結構登山者がいるではないか。

しかし少し留まっていると待っているのは寒さとの闘いである。

山頂の気温は 約5度   +  強風  →  体感温度は0度ぐらい・・。

闘いに必要なものは


防風ジャケット

フリース

帽子

ネックゲイター

手袋(出来れば防風のもの)

カイロ

 上記のものを必ず持参することをお薦めします。
  

さもなければ寒さにのたうち回ることになり

景色を楽しむ余裕は皆無になります。



青春を山に賭けて (文春文庫)

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